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しかし、それに朱里が、ちょっと身を乗り出す。
「ねぇ、バツイチ同士って、何か通じ合うもの?
っていうか、共通感覚みたいなのって感じるものなの?」
だが私は、ちょっと首を傾げる。
「うぅーん。まぁ、これが結婚っていうことになれば、
一度した失敗を踏まえて、みたいなところはあるのかもしれないけど、
事、恋愛に関しては、バツとか独身とか関係ないんじゃない?」
しかしそれに、ウズラの卵の串揚げを持った優子が、早とちり。
「えっ?! 香奈たち結婚するの?」
「違うわよ」
私は、思いっきり苦笑を広げた。
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