第9章  失恋って?

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翌日の土曜日は、夕方前に、彼とウチの最寄り駅で待ち合わせをして、 一緒にスーパーで夕食の買い物をしてから、私のマンションに戻ってきた。 そして、 「どうしようか迷ったんだけど、一応これ、お土産」 ちょっと照れ臭そうに、 向こうでも味わった、シアトルでポピュラーな甘いお菓子を差し出される。 時刻は、午後のお茶の時間には少し遅いが、夕飯を作るのにはまだ早すぎる。 だからやっぱり、 「ありがとう。じゃあお持たせで、お茶にしようか。紅茶でいい?」 頷く彼に私も微笑み返し、紅茶の準備を始める。
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