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容姿端麗、才色兼備、天香国色、
文武両道、傾城傾国、高嶺之花
麗香をほめたたえるためにある言葉たち。
彼女は誰にでも好かれ、
やることなすこと素晴らしく、しかしながら人の恨みを買ったりしていない。
上司からは信頼をおかれ、
お局状態の女性からも愛されて、
後輩からは憧れを抱かれている。
媚もせず、鼻に掛けることはなく、
しかし謙遜しすぎるわけでもない。
自分に対する評価が適切で、
その自信がさらに彼女を高め輝かせているのかもしれない。
麗香は誰から見ても素晴らしい女性であった。
ただ麗香は心から気を許して話すことのできる友人がいない、
とときに感じることがあった。
友人とは一緒に遊ぶことも飲みに行くこともあるが、
何かあったとき、いのいちばんに自分に相談してくる友人はいない、
そう感じていたからだ。
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