第1章

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1年近く付き合っている素敵な彼氏もいる。 周囲からは美男美女とうらやましがられている。 その男は仕事はできるがのめりこみはせず、 プライベートも充実させて、 その中でも麗香を大切にして優しくし接して愛している理想的な彼氏と言える人物であった。 しかし、周りの評価も友人も彼氏も両親ですら、 ふわりふわりと手からこぼれ落ちて、 笑顔の仮面がはがれた人たちがみな能面のような顔をしているのではないか、 という恐怖に駆られることがあった。 本当の自分をさらけ出すことができる相手はいない、 本当の自分に気付いてくれる人はいない。 部屋にいると突如心にぽっかりと穴があいて、 麗香は私は孤独だと感じるのだ。 そんなとき麗香はある行動に出てしまうのだ。
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