バックドロップ超インナースペース

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「おいおい。顔が青なっとるで。堪忍しとくれ。こっちまで痛なるやんか。けど、わかったやろ。自分は乳ドンのお返しに玉ドンされたっちゅーわけや。ふっ。なんやプレイみたいやな」 「痛々しすぎる! で、そのショックで僕の自我が吹っ飛び、なぜか岩雪崩さんの心に吸いこまれたと」 「けったいな話やけどな」 「というか、告白したはずがチカンしてるし、撃退されてるし。これ、もとに戻れても僕は停学か退学になるよ!」 「んな心配しとってええんか。今、問題にすべきは自分の下半身やろうに」 「あ、コノヤロ。せっかく忘れてたのに。そうだよ。どうすればいいんだ」 「しゃーない。あるときはアニムス、あるときは超自我、あるときは良心の俺が一つアドバイスしたるわ。ヒッ、ヒッ、フー。ヒッ、ヒッ、フー。このリズムで呼吸してみ?」 「ヒッ、ヒッ、フー。って、これラマーズ法じゃないか」 「がちゃがちゃ言わんと、ちゃっちゃっとしなはれ」 「しょうがないな。ヒッ、ヒッ、フー。ヒッ、ヒッ、フー。ヒッ、ヒッ、フー。ヒッ、ヒッ、フー」
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