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「どないや?」
「……なにか生まれそう」
「なんやて! 想像出産する気か!」
「しないから! でも、ある真理に気づいたよ」
「自分、シリアス面は似あわんで。やめとき」
「悪かったな。話を戻すよ。僕は今こうして意識があり、存在を認識している。われ思う、ゆえにわれありだ。なのに、僕はどうして自分の肉体に戻っていないんだろう?」
「自分、今、この世界の根幹を揺るがす発言したで。どないすんねん。さっきの発言で、自分の肉体が消滅してる可能性を生みだしたやないかい!」
「な、なんだって。じゃあ僕がここにいるのは、戻るべき肉体がないから……」
「そうでなければ、イドに支配されとるか」
「イド?」
「その中でもリビドーの力や。要は、エロい衝動に任せてこの世界におんねん。怨念みたいに。察するに、物理的に一緒になられへんから精神的に一緒になろうとしたんちゃうか。やい、このドスケベスケベ。あー、ヤラしい」
「物理的だなんて。そりゃー、キスしたいなあ、とか思ったりしたけどさ。××××。×××を××××。××××して××を××××××。×××で×××を××××しながら×××してもらって××××××。×××××××××××」
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