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あとがき
あとがき
ペトリの実験をクローゼットに限定して試したことをスタートに私のミニマリスト生活は始まりました。
ご紹介した内容はワードローブに限ったことではなく、様々な物との付き合い方に応用できるものだと思っています。
最近話題になっているゴミ屋敷や、親の家の片づけ問題は決して対岸の火事ではなく、私自身も身近な人からその大変さを聞くことが多々あります。本書執筆した理由は衝動買いや片づけで悩んだり苦しんでいる方のお役に立てればという気持ちからです。
ご家庭によっては、片づけたくても家族が協力してくれない場合もあるかもしれません。ですが、まずはご自分のクローゼット、ご自分の持ち物に限定してやってみてください。家中の全ての物をミニマムにしなくても、「足るを知る」を味わえれば満足感や幸福感がきっと得られると思います。
私がミニマリストになって一番よかったと思うのは、限りなく物を増やしてもむなしく衝動買いをしてもむなしい。「足るを知る」ことで本当の満足感や幸福感、そして安心感を味わえるということがわかったことです。
今までは、足るを知らなかったから片づけても片づけてもリバウンドをしていたのでしょう。物を減らすことによって、自分と向き合うことや物を違った視点で眺めることができました。生活がシンプルになったことによって、自分のやりたいことが明確になり、次々と目標が叶っていくという”おまけ”までありました。
今後もライフスタイルが変化すれば、必要なものは次々に変わっていくでしょう。臨機応変に、手放しては困るものだけを大切に所有し、手放しても困らないものは潔く手放すという基準は変えないように生活していこうと思います。
映画「365日のシンプルライフ」はたくさんのことを私に教えてくれました。
私の経験が本書をお読みの方の何かのお役にたちますように。
そして、くれぐれも捨てる片づけ方法を選択する際には、本当に大切なものを間違って手放してしまわないようにすることだけはご注意ください。
この度はご覧いただきありがとうございました。
2015年11月
鈴森 詩子
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