「量は多いけど着るものがない!」に困らないワードローブ術

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 服の必要枚数の割り出し方は次の通りです。  まずはあなたが毎回違う着こなしを見せたい人の中で、会う頻度が一番多い人を挙げてください。私の場合、それを友人Aとします。次に、頻度を割り出してみましょう。友人Aに会うのは月に2回、つまり年間12回。多くとも12通りの組み合わせで着られる枚数を所有すればいいと考えました。例えばトップス3枚、ボトムス3枚、ワンピース1枚もあれば毎回違う格好をして友人Aと会うことができます。友人A以外に会う時にはその12通りの組み合わせの中からどれか選んで着ていけばよいのです。  しかし、「私服通勤で毎日同じ人と会うから、もっと多くのパターンが必要になってしまう。」と考える方もいらっしゃるでしょう。 そこで質問です。  先週会社の同僚がどんなファッションをしていたか、細かく思い出せますか。 きっと自分が思っているほど、他人は自分のファッションの詳細を覚えていません。 「そもそも自分は芸能人でもモデルでもないのに、どの位バリエーション豊かに着飾る必要があるのか。誰のために着飾っているのか。」と私はふと疑問を持ちました。今まで他人の目を気にし過ぎていたのかもしれません。 それに加え、あることに気を付けるだけでぐっとワードローブの枚数を減らすことができました。それは「印象に残りにくい服を着る事。」言い換えると「奇抜な服装をやめる事」です。柄が素敵だったり襟のデザインが変わっていたり、少し変わったデザインの洋服は店頭で見た時にも心が揺さぶられますし、着ていると周りから褒められることがあるでしょう。私も「その洋服、デザインが凝っていて素敵ですね。」と言われると嬉しくなってしまいます。しかし、奇抜なデザインの洋服は自分でもだんだん飽きてきますし、周りの印象に残りやすいので何度も着ていると「またアレを着ている。」という感想を持たれやすいというデメリットがあります。  私は、雑誌やTVの影響で、常に流行のファッションをバリエーション豊かに着ていなければいけないように感じていましたが、地曳いく子氏の著書で「ダサイ一か月着回し」より「すてきなワンパターン」、毎日着まわそうとする苦労より、完璧なセットで着倒す心得が大切、と拝読して感動しワードローブ選びのモットーとしています。
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