11人が本棚に入れています
本棚に追加
私の仕事は地球に近付こうとする宇宙船をいち早くキャッチし、交信してその存在を危険な者たちかどうか判断することだ。
私が遠目で火星を見ている時だった。
レーダーが何かをキャッチし、警報音を鳴らした。
どうやら隕石の類ではなさそうな動きだ。
もしやこれは宇宙船かもしれない。
しかも、わが地球に進路を進めている。
私は自分の乗る小型宇宙船を急いで前進させ、謎の宇宙船と交信が出来る距離まで近付いた。
幸いに相手の宇宙船のスピードはさほどでもない。
私は早速、相手と交信を始めた。
「私は地球人だ。君たちは私たちの星に用があるのかね?」
「私たちはモズ星から来ました。あなたの言われるように地球を見学しにはるばるやって来ました」
「モズ星とはあのモズ星かね?」
最初のコメントを投稿しよう!