1人が本棚に入れています
本棚に追加
惨劇の生存者 1 前編
9年前のMSFの兵士の生き残りを見つけた。ミラーはスネークとレナードに言った。9年前の仲間が生きていた、レナードは歓喜した。スネークもレナードに「すぐにミッションを製作してくれ」と頼んだ。一刻も早くその兵士に会いたい一心でレナードとミラーは30分という早さでミッションを製作した。ミッション名は「惨劇の生存者」ミッション内容はアフガニスタンを彷徨っている元MSF兵の回収だ。このミッションの後方支援(バックアップ)にはカズとオセロットと支援班のレナードの3人が司令室から徹した。
数時間後、アフガンの地にスネークがピークォドから降りた。ミッション開始だ。
<こちらスネーク。ミッション地点に到着した。>スネークからの連絡だ。
「了解。ではまずその兵士を探してくれ、」ミラーはそういい、無線を切った。
「なあ副司令。どうやって元MSF兵がいるって分かったんだ?」レナードは疑問に思ったことを言った。MSF兵がいる情報をどうやって掴んだか知りたかったんだ。
ミラーが言おうとする前に、オセロットが言った。「不審な動きをしている兵士がいるという情報があったんだ。まるで魂の抜けた抜け殻のようにアフガンを彷徨う兵士がいると。そいつのことを調べると、そいつの写真が一枚見つかったんだ。ほら。」
そう言ってオセロットは一枚の写真をレナードに渡した。その写真に写っているのは1人の兵士。顔は目出し帽でよく見えないが、酷くやつれているようにも見える。体は痩せこけていて、兵士としては不十分な体だった。そして左肩には、 MSF、そう、かつてのBIGBOSSの部隊、”Militaires Sans Frontieres”(国境なき軍隊)のエンブレムが付いていた。レナードもこれを見て確信した。こいつは、まるでかつての仲間を探しているように彷徨っているのではないか。そう思った時、ボスから連絡がきた。
<目標を見つけた。左肩にMSFのエンブレムがある。間違いない。ただこちらから近づいたが逃げられた。俺だと分からないか、俺のことも忘れてしまったのか…>
だがミラーとレナードはそうは思わなかった。ボスに憧れて部隊に入った兵士は、ボスのことを忘れたりしないはず。かつてのMSFに属していた2人だからこそ、この結論に達した。
その時、レナードは秘策を思いついた。ダンボールだ。レナードは確信した。
最初のコメントを投稿しよう!