第七章

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「に、しても…… そんなに露出したら大倉君達引いちゃうんじゃないかな…… ?」 夏の谷間と太ももが 遠慮知らずにブリーンっと出ちゃってる。 「バカね。今時の若い子は皆、草食なんだから……この位アピールしてもまだ気付かない位よ。」 大倉君は草食っぽいけど……、 黒木くんはどうだろうか ? と、考えを巡らせていると 「あんたまさか……、そのババくさいサマーニットで乗り込む気じゃないでしょうねえ ?」 私にも流れ弾が。 「え……、これ普通に可愛くない ?セールで買ったんだけど。それにほら……、ちょっとだけ肩の部分がセクシー。」 「結衣って本当……。他人のドレス作る前に自分の服装センス磨いた方が良い。宝の持ち腐れよ。」 「っ…… !?でも、しゅっ…… !!」 「しゅ…… ?」 言い換えそうとした口に急ブレーキがかかる。 “主任はお風呂上がりのありのままの私を綺麗だと言ってくれた……” そんな、ドエライ発言をしてしまいそうになった。
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