第六章 #2

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「まあまあ。ライバル同士……喧嘩するなら仕事で決着つけなさい。」 唇を噛み締めいがみ合う二人の間に割って入り仲裁を試みる。 いや~、やっぱり若い…… 3つしか違わない……て、思うかもだけどその差は大きいよね。 「ああ……そっか。お前は……」 大倉君にそこまで言い掛けた黒木くんが チラリ私に視線を向ける。 「な……、何よ。」 「これは男同士の話なんで内緒っす。まあ……ここは美人な宮瀬さんに免じて引き下がりますね。」 なんだそれ…… 本当に口が上手いんだから。 呆れて物が言えません。
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