第八章

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さてさて、お次は…… 横一列に並んだ女性陣の視線が、一気に右端に座るメガネ姿の男の子へと向けられる。 黒木くん君も大倉君も誰が見たって若いのだが……その男の子だけは異質というか。 ブカブカなスーツには完全に着られてしまっているし、なにより高校生か ?と、疑いたくなる程のベイビーフェイス。 十代と言われても……別に驚かない。 「…… ……で……す。」 ん ……? なんだ……、蚊が鳴いたのか? 何も聞き取れなかった……。
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