第八章

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「あっ……、彼は小泉君です。この通り……極度の人見知りで……あはは……」 微妙な空気を察してすかさずフォローを入れたのはもちろん大倉君。 ジーっとテーブルクロスを見つめる小泉くんの肩を揉んで緊張を和らげてあげている。 一方の黒木くんはふんっと鼻を鳴らしながらその様子を他人事の様に見つめていた。 「…… ……」 性格って顔に出るよなあ…… 容姿だけなら……、一般的には黒木くんに軍配が上がるんだろうけども ? 私はやっぱり……優しい人がいい。 間違いなく。
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