第八章

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「生ハムってなんで生なんだろ…… ?ただのハムじゃないのかな。」 視線を前方に戻すと、 自らのフォークの先に生ハムを巻き付けた大倉くんが不思議そうにそれを眺めていた。 「私もそれ思ってた !豚肉生で大丈夫かな……とか、急に不安になったりしない ?」 「はい !あります、あります。」 ウンウンと頷く彼が、大きな口を開けて生ハムを頬張る。 美味しそうに食べる子だな…… 「まあ……、最終的には美味しいからどうでもいいや~で落ち着くんですよね。」 「そう !そうなんだよね !!」
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