第八章

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「生ハムは……塩漬けにした後乾燥のみ……それか、燻製にして加熱はしないなど……。なので……純正の生肉とは……違います……」 小泉くんは目をキョロキョロと泳がせながらも、一言一言丁寧に説明してくれる。 私と大倉くんは知らなかった~と、感心の溜め息を漏らした。 「小泉くん凄いね ?!物知りなんだ !!」 「いぇ……料理とか……好きなので……」 「じゃあ、毎日自炊してたり ?」 「……はぃ……一応……」 「凄い、凄い !!私なんて女の癖に全然ダメなんだ~。外食かコンビニ。たまに作ってもカレーとか鍋とか……楽なやつばっかりだよ。あっ、そうだ…… !小泉くんが毎日夕飯作りに来てくれたら私も楽なんだけどな ?」 フフフと声を漏らして冗談を言った後、小泉くんをじっと見つめてみる
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