第六章 #2

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「先輩……、すみません。あいつ綺麗な人見たらすぐ口説こうとする病気で……」 申し訳なさそうにこめかみをかきながら、隣の大倉君が私に目を落とす。 彼が謝る事じゃないのに…… 同期想いの良い子だよ、全く。 「全然平気。気にしてないから !それに、大倉くんだって私の事綺麗だなんて思ってないくせに~。」 このこの~っと、彼の肘をつつくが あれ ?反応が無い…… 「思ってますよ。……本当に。」 「っ…… !?」 急に真面目な顔しないでよ。 お姉さんビックリしちゃったじゃないか。
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