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「それに……、今日の宮瀬先輩はなんだか一段と綺麗です。気だるそうな感じが……。これが、女性の色気っていうんですかね…… ?」
「うそ !?フェロモン出ちゃってる !?参ったな~。す~ぐ、私ったら出しちゃうんだから !!こう、ワキからツーンと……」
「…………」
え ?
大倉くん何しんみりしちゃってんの !?
ここは『それ臭いやつだろ !』って、突っ込まなきゃ先輩の私が恥ずかしいでしょ ??
研修で習わなかったかい !?
「先輩っ……、もしかして彼氏出来たんですか !?」
「えええ !?」
急に目をカッと広げた彼が
私の両肩を掴む。
「お、大倉君……ちょっと、痛いっ……」
「あああ ……、すみません、すみませんっ…… !!」
また、謝ってばかり……
一体どうしたんだろ ?
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