第十一章

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ものは試しに…… と、私はその動く左手に向けて手のひらを差し出してみた。 指先がちょこんっと重なると同時に、主任の手も途端に大人しくなる。 「…………えええ……可愛い……」 興奮で今にも騒ぎだしそうな口元を瞬時にもう片方の手で塞ぐが にやけた私の顔は未だ収まらない。 大人の男のギャップ萌え たまらんな、これ。
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