第十一章

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疲れておかしくなってきたのかな ? 相手はあの主任だってのに…… くだらないことしてないで、いい加減寝よっと。 この際、床でもどこでもいいか。 「…………しょ……と。」 と、立ち上がり指先が彼から離れた瞬間 「……行くな……」 切な気に響いた掠れ声 寝ぼけてるのか…… ? と、顔を覗き込むと 私の腕を彼がグイっと引き寄せ、 「え………… ?!」 膝からよろめいた私の体はそのままベッドへと崩れ落ちた。
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