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「…………ごめん!!!」
「っ………… !?」
咄嗟に大倉君の胸元を押し返す。
早めの瞬きを繰り返す彼に私はもう一度「ごめんなさい……」と、声を漏らした。
「宮瀬先輩…… ?」
「私……今、目を閉じた時に思ったの……。今、ここにいる人が大倉君じゃなかったとしても……」
支えてくれる人が彼じゃなくても
私はそれに甘えていたんじゃないか、と。
どうしようもなく最低だけど、それが本音で……
私を好きだと言ってくれる気持ちに答えることは……どうしても出来ない……
「ははっ……」
「…… ……?」
「先輩は……、本当にお預けが好きですね ?」
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