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立ち話もなんだから……
という事で、連れられたのは応接室。
クライアントにお茶を出す事はあっても
「どうぞ。」
こんなにも美人な秘書に、もてなして貰うのは初めてで……
私の緊張を見透かした様に、フフっと上品な笑みを浮かべた彼女に小さなお辞儀を返した。
「会合は一時からだったな ?」
「ええ。」
「わかった、下がってくれ。」
「はい、失礼致します。」
普通の会話の節々に重みがあるというか……、品格が漂っている。
こんなガサツな私じゃ……
秘書なんて無理だよなあ……
なんて、頼まれもしないだろうけど。
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