最終章 #2

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「主任は、このドレスをわざわざ買うために遥々ニューヨークから戻って来たんですか …… ?」 「会社は辞めたんだよ、昨日付けでな。」 「はああっ…… !?」 目をギョッと見開く私に、主任が「予想通りだな」と、小さく笑う。 こっちは真剣だというのに……、彼の手の平の上でコロコロ転がされているみたいだ。
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