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拝啓
お母さん、お父さんへ
まず、今までこんな俺を育ててくれてありがとうございます。迷惑ばかりかける息子だったと思うけど、二人の息子として生きられて俺は幸せでした。
俺が一歳になる前、大きな病気にかかり死にかけた話を聞いた時、お母さんは死なないでくれてありがとうと神様にお礼をした話を俺にしてくれましたね、そんな貴女にこんな手紙を残すことになるなんて思いませんでした。
お父さん、野球好きな貴方とはよく野球をした思い出があります。運動下手な俺にお父さんは熱血な指導をしてくれましたね、今ではそれも遠い思い出です。
そして美幸へ
まだまだお前には夢や希望、そして沢山の未来がある。お前ならきっと俺が居なくてもやっていけるよな？こんな兄でごめんな。
長くなりましたが、三人のことを俺は本当に大好きでした。だからこそ手紙を残そうと思います。
こんな俺を息子として１６年間育ててくれてありがとうございました。
今日俺は死にます。
さよなら
真山透より
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