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翌日、望君は魔法と剣術の修行
しっかり修行しないと強くなれないから頑張ってくれ
全ては勇者の君に掛かっている(笑)
俺達は城に一泊してからｷﾞﾙﾏｽと冒険者ｷﾞﾙﾄﾞに向かっていた
そう!!ｷﾞﾙﾄﾞｶｰﾄﾞ……身分証明書を作る為だ
勇者と違ってｺｿｺｿと素材を集めるので他の街に入る時に身分証明が無いと大変なんだとさ
ｷﾞﾙﾄﾞｶｰﾄﾞをｷﾞﾙﾏｽは神託だからSﾗﾝｸにするつもりだったらしいが冗談じゃない
ｺｿｺｿ採取したいからDﾗﾝｸにしてもらった
本当は一番下のＦﾗﾝｸからで良いって言ったのにな……神託だからって許してくれなかった
あれ?神託って何なんだ?……使い方違うんじゃないか?
ｷﾞﾙﾄﾞｶｰﾄﾞを受け取って王都を出た
俺達の旅が今から始まる
～王都郊外～
先ずは一番近い素材は何処かな?
実はｾﾞｳｽ様にｽﾏﾎをちょっとｲｼﾞってもらってｽﾏﾎの中にﾊﾞﾝﾍﾞｰﾙの地図を入れて素材のある場所が赤く点滅するという仕組みにしてもらっている
ｽﾏﾎは自分の魔力から充電可能
勿論、航も同じだ
おっ!?一番近いのは海か
ではﾉｰﾊﾟﾝｸ自転車に乗って海に向かうか
ｺﾋﾟｰした自転車にまたがり航とｻｲｸﾘﾝｸﾞしながら目的地に行く
しかし道がｶﾞﾀｺﾞﾄだな……本当ﾉｰﾊﾟﾝｸ自転車で良かったよ
こんなｶﾞﾀｺﾞﾄ道でもﾊﾟﾝｸの心配がないんだからな ｳﾝｳﾝ
～30分経過～
……体力の衰えをﾋｼﾋｼと感じる(汗)
これは若さの問題か?
俺はﾊｧﾊｧ言ってるのに航は鼻歌を歌ってらっしゃる……流石10代、流石高校生……若いって良いなぁ～
だか俺も20代……まだまだｲｹる!!……ﾊｽﾞ
～1時間経過～
ｲﾁ「わ、航く、ん……ｾﾞｰｾﾞｰﾊｧﾊｧｰ
きﾊｧﾊｧ、きゅｾﾞｰｾﾞｰ、きゅう、ﾊｧﾊｧ休憩ｾﾞｰｾﾞｰしないか?ﾊｧﾊｧｰ」ﾖﾛﾖﾛ
航「えっ!?あっ!?ｲﾁ兄!?だ、大丈夫!?」ｱｾｱｾ
ｲﾁ「きゅ、休憩ぃ～ｾﾞｰｾﾞｰﾊｧﾊｧ」ﾖﾛﾖﾛ ﾊﾞﾀﾝ
航「ｲﾁ兄!?し、しっかりぃ～」ｱｾｱｾ
いやぁ、いくら自転車で1時間30分ｻｲｸﾘﾝｸﾞ位と思ってたが、ｶﾞﾀｺﾞﾄ道の上り坂が何ヵ所かあるとさぁ……ｳﾝ、日本の土木は凄いな……今、思い知った
こんな事なら電動自転車を買えば良かった
※そもそも自分が何の為にﾉｰﾊﾟﾝｸ自転車を買ったのかを忘れている(笑)
それにしても20代でもｱﾗｻｰの俺は10代の航の体力には敵いませんでした(笑)
恐るべし男子高校生の体力
※航は望に中学から無理矢理一緒にｻｯｶｰ部を入部させられたので体力がある
まずは旅より体力を付けないと死ぬな(汗)
こりゃ明日は筋肉痛だな……ﾊｧｰ
まだ1日遅れの筋肉痛ではないからな ｷﾘｯ
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