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～国王様side～
ぅん?おっ!!ｲﾁﾛｰ君から手紙が来た
ﾄﾞﾚﾄﾞﾚ……ぅむ……読めん(汗)
これは辞書を片手に訳さねば
※一郎と航の自動言語翻訳ｽｷﾙは言語だけで文字までは翻訳されていない
国王様の辞書とは歴代勇者の出身地(殆んど日本)の文字が載っている
では辞書を片手に……ﾖｼ、ﾌﾑﾌﾑ……これはこうか?ｳｰﾝ……こうか?で、ここはこれで……ﾖｼ、出来た
ﾄﾞﾚﾄﾞﾚ……
《人魚と商いを秘密裏にしたいので信頼できる人を紹介して欲しい》
ﾌﾑﾌﾑ成る程、人魚と商いね……
ｱﾚ?もう一度良く読むか
《人魚と商い……》
ぅん?はぁっ!?に、人魚だとぉっ!?に、人魚とはあれだよな?上半身人間で下半身魚の……(汗)ﾀﾗﾘ
ｲ、ｲﾁﾛｰ君、いったいどうしてそうなった?
た、確かに人魚との商いをするには秘密裏に行わないと大騒ぎになるだろうな……ここは知の賢者と相談するしかないな
とりあえず返信(日本語で)
《ｼﾊﾞｼﾏﾀﾚﾖ》《ﾃｶﾞﾐﾊ、ｶﾀｶﾅﾃﾞﾀﾉﾑ》
ﾎﾟｽﾄにｲﾝ
※歴代勇者のお陰でﾊﾞﾝﾍﾞｰﾙではｶﾀｶﾅは学校で学ぶのである
知の賢者と相談した結果、ｲﾁﾛｰ君とﾜﾀﾙ君が知ってる者を紹介しようとなった
私がやりたいが国王だから無理か……ﾁｯ
貴族達は……ｳﾝ、領地関係で宜しくない
知の賢者は今は魔王の事もあって王都から離れられない
ｷﾞﾙﾏｽも今は魔物が活発化しているせいで忙しいから無理
となると、知の賢者の弟子しかいないな
って事で弟子のｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ君に決定!!
知の賢者の弟子だから知識もあるはず
ｲﾁﾛｰ君に手紙を書いて、今何処にいるか聞いたら何と馬車で半日の港町付近だった……ﾌﾑ、乗馬ならもっと早く行けるな ﾆﾔﾘ
人魚との商いは諦めたが私も顔合わせには参加しよう!!
ぅん?仕事?後でまとめてやるから大丈夫だ
ぅん?国王自ら行かなくても?
何を言ってるんだい君達は……国王だからこそ挨拶をしに行かなければいけないだろ!!人魚との商いは初の試み!!ｲﾁﾛｰ君にも託されたのだよ?そこ!!分かってるのかね?
ぅん?行っても良いって?ぅむ、話が分かって大変宜しい ﾆﾔﾘ
ではｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ君の用意出来次第行くとするか
ぅん?護衛の準備で少し待て?護衛などいらん!!これは秘密裏に行わなければならないのだぞ?
ぅん?しかし何だ?もしもの事を考えると?ｳｰﾝ……仕方ない護衛は一人だけだ!!秘密裏なのだからな ﾑﾌﾌﾌ
※国王様はお忍びでお出掛けしたかっただけである(笑)
後、人魚を見てみたかったのだ(笑)
男のﾛﾏﾝの一つだろ?(笑)
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