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仕事が終わってから 帰る前に特別室に向かった 「失礼します」 「由香ちゃん」 ふぅー、落ち着け私 「先程のダンスの件ですが 下の階は病室ではないので 夜でなければ大丈夫だそうです」 「本当に、やったー、ありがとう 俺さ、ダンサーなんだよね」 知ってますとも 「なんかさ、熱愛報道されちゃって」 それも知ってますとも… 「それで、ここに避難させてもらってるんだ」 「そうですか」 「相手の子とはなんでもないんだから 避難の必要ないって言ったんだけど 相手の子、モデルなんだけど けっこう売名でスクープ撮らせてるみたいでさ 事務所がどうしてもって あ、今の内緒ね」 「はい」 良かった…熱愛報道は嘘だったんだ 「由香ちゃん、俺の事知らないか だって、顔色全然変わらなかったし 他の病院じゃ逆に大変だったんだよね キャーキャー騒ぎになっちゃって」 「そうでしたか」 言えない 実は大ファンですなんて、言えない 「あ、ごめん 由香ちゃん仕事終わったんだよね」 「えっ」 「荷物持ってるから」 「あ、はい ダンスの件をお知らせに ては、失礼します」 「あっ、ちょっと待った このあと忙しい?」 んっ?どうゆう事?
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