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部屋の明かりを消して、出来るだけ音を立てないように慎重にベッドにもぐり込む。
隣からは藤真の穏やかな寝息がスー、スーと繰り返し聞こえていて、数時間前までの自分の慌てっぷりが酷く恥ずかしい事に思えた。
あれじゃ、藤真を男の人として意識してるみたいなもんじゃん……。
思い出せば出すほど耳がカァッと熱くなるのを感じ、私は掛け布団を引き寄せて顔全体を覆った。
明日の朝、起きたらあの傷の事。
ちゃんと……、謝らなきゃ……。
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