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「だから……、何だつってんだろ!!!」
耳鳴りがする程の大きな声に目を覚ますと、黒髪のヤンキーが……じゃなくて、藤真が私の両方の肩を掴み、前後左右へ揺さぶっていた。
「痛い、痛いっ……!一体……、何よ!?」
「…………」
目の前が未だにチカチカと眩む中、無言の藤真は私の顔を360度見回した後、更に
パチン
「いった……!?」
と、私の右頬に軽い平手打ちをかました。
何、これ。
どゆこと……?
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