一章:一節 神霊廟に迷い人
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「とりあえず、身体の容態が良くなるまでここにいるがいい。素性がわからない人を里に送れば、博麗の巫女から何を言われるか知れたもんじゃないからな。いいか?安静にしとれよ?」 布都は溜め息を吐きながら立ち上がり、神子の後を追うように部屋から出ていった。 部屋には妙な静寂が訪れた。鈴鳴は痛む頭を枕に押し付け、眠りについた。
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