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紅
「よっこいしょ」
俺は支持された通りに椅子に座る
それを見たゆかり先生はトテトテと可愛らしく歩み寄ってきた
ゆかり
「脈…取るから…」
紅
「おう、よろしく」
おどおどした手付きだが、ゆかり先生はしっかりと俺の左手首を触る
ちっせぇ手だな
京子
「すごい…ゆかり先生って知らない人には近寄りすらしないのに…」
紅
「そうなのか?」
京子
「対人恐怖症ですからね」
ふーん
すると脈を取り終えたゆかり先生が俺から手を離し、機器を操作し始めた
手付きは慣れてるな
ゆかり
「これ…頭に付けて…」
紅
「はいはい」
俺はゴツゴツとしたヘッドギアを受け取り、頭に装着した
ゆかり
「ちょっとだけ痺れるから…」
そう言ったゆかり先生はすぐにまた機器を操作する
すると言われた通りにピリピリと頭が痺れ始めた
これサラッと付けたけど…洗脳とかねぇよな…?
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