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同時刻…上空…
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「ターゲット、移動を開始しました。追跡します」
そう無線機に言ったのは少女だった
年齢は見た目から15、6歳と予想される
可愛らしい顔立ちをしており、黒髪を肩ほどまでに切り揃えている
体格も普通の少女のそれだった
しかし、服装が普通とは大きく違っていた
胴体にはぴっちりとしたボディスーツを着ており、手には大きな機械の手甲、下半身にも重厚な機械の鎧を付けており、背中には機械の翼があった
それらは白で統一されており、月明かりに照らされ美しく輝いている
さながら美術品のようだ
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『了解した。京子(きょうこ)…油断するなよ』
無線機から返ってきた声は凛とした女性の声だ
京子
「わかってます隊長。相手は…常軌を逸してますからね…」
京子はそう言うと、右手で自分の身体を抱き締める
どうやら不安なようだ
隊長
『その常軌を逸した犯罪者を生きたまま捕獲とは…上も中々無茶を言う…帰ってきたらうんとご飯を食べさせてやる』
京子
「期待して帰ります…よ!!」
京子は無線機に返事をしながら紅を飛びながら追いかけていった
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