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紅視点…
どこからか…見られてる気がする
俺がそう思ったのは、さっきの公僕共を殺してからすぐだった
だが周囲には気配が無い…
俺の気のせいならいいんだが…一体どーゆー事だ?
こんな逃亡生活をしてるからか、俺の危機察知能力は異常に高くなっている
故に気のせいっつーのは今は殆ど無いんだが…
紅
「…カマかけてみるか…」
そう思ってから、俺はすぐに走り出した
山道は歩きづらいが、慣れれば問題は無い
それは走っても変わらない
しばらく走って、どっかで止まれば追っ手の移動する音くらい聞こえるだろ
紅
「これが吉と出るか凶と出るか…」
ま、そこらの奴にゃ負けねぇし
銃もある
なんとかなるだろ
紅
「そろそろいいか…お、いい洞窟発見」
しばらく走っていると、地面にあった洞窟を見つけた
ここに飛び込んで隠れてたら追っ手も確認しに来るだろう
そう思い、俺は洞窟に飛び込み、少し中に入った所にあった岩陰に身を潜める
さぁ…来い…
?
「しまった…見失った…」
来た…!!
しかし…女の子の声…?
?
「申し訳ありません隊長…ターゲットをロスト…洞窟に隠れました…」
隊長…部隊か…?
少し厄介な事になるな…
?
『やられたな…洞窟の規模はどうだ?大きいか?』
…無線で話してるのか…なら一人の可能性も…いや、別の場所を探してるのか…?
どちらにせよ、合流されると面倒だな…
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