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京子
「どこなの…」
どんどん声が近付いて来たな…
あと…3メートル…2メートル…
今!!
俺はライトの明かりから場所を予想し、村田 京子とやらを殺す為に飛び出した
京子
「…!?しまっ…!?」
紅
「うるァ!!」
狙うは…首!!
俺は飛び出してすぐに狙いを定め、正確に首に薙刀を振るう
しかし、いつも通りにはならなかった
京子
「くっ…!!」
紅
「なっ…!?」
村田 京子は咄嗟に腕を上げ、俺の薙刀を防いだ
なんだコイツ!?機械!?
俺はその時、一瞬隙が生まれてしまった
京子
「発射!!」
その一瞬を見逃さず、村田 京子は俺に腕を向け、白い手甲からネットを発射してくる
紅
「くそ…!!」
しくった…!!
そう思った時にはすでに遅く、俺はネットに包まれ、身動きが取れずに倒れ込んでしまった
京子
「や…やった…捕獲成功しました!」
?
『ぃよし!!よくやった!!連れて帰投しろ!!』
京子
「はい!!」
村田 京子は無線機での会話を終わらせると、俺を包んだネットを軽々と持ち上げ、洞窟の外へと歩き出した
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