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紅
「クソが!!出しやがれ!!」
こんな所で捕まってたまるか!!
暴れてはみたが、一向に抜け出せず、むしろ余計にネットが絡みついてくる
京子
「暴れないでください。あなたを警察に引き渡したりはしませんから。」
紅
「…は…?」
どういう事だ…?
俺の懸賞金目的じゃない…?
紅
「テメェ…一体何者だ…?」
京子
「私は村田 京子、気軽に京子と呼んでください。あなたには今から私達の基地へ来てもらいます」
基地…?
軍関係者か…?
紅
「目的はなんだ…俺を捕まえてどうする…」
京子
「それは後で話します。話してると舌噛みますよ?」
紅
「何言って…うぉ!?」
洞窟から出た所で、京子は空へと飛び上がった
飛行パック…いや…この翼で飛んでんのか…
マジなんなんだコイツ…こんな技術…今の日本にあったのかよ…
京子
「村田 京子、これより帰投します。あ、そうだ、崩牙さん」
紅
「…あぁ?」
京子
「眠っててください」
その言葉を聞くと同時に、身体に痛みと痺れが走った
どうやらネットに電気が流されたらしい
俺は感電し、意識を失ってしまった
京子
「手荒な事をしてごめんなさい…」
薄れゆく意識の中、最後に聞こえてきたのは京子の謝罪だった
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