37人が本棚に入れています
本棚に追加
ついに私は歌舞伎町のキャバクラで働くことになった。これまた寮付きのお店を探して、当時ヒモ状態になっていた彼氏と一緒に引っ越し。
この男、ただ私の給料に甘えて生活していた残念な奴だ。この男の名前を思い出せないので仮にLとしよう。Lはダーツのレーティングが16あったのだが、バイク事故により5,6まで下がってしまったという。
皆さん、ダーツのことは知っているだろうか? 8ラウンドの間で何点加算出来るか楽しむCount Upから、2人から4人で楽しむ陣取りゲームまで。様々なゲームがあるわけだが、実はダーツの世界にもプロが存在しており、SEG〇の作ったダーツの機械は韓国やオーストラリア、確かイギリスにまで広がっていた気がする。
歌舞伎町時代が始まったのが21歳頃だから・・・7,8年前はダーツが流行っていたのだ。
この時彼氏のするダーツの話にはてんで興味がなかった。何故なら、ダーツバーに行って凄いとかカッコいいとか言われた!プロの〇〇さんと対戦させてもらったんだけど、マジで強くて久しぶりに集中したわ!
と、自慢話というか、俺モテるんだぞアピールをよくしていたので、聞いてる側としてはいい気分はしなかった。
それでも営業は頑張っていたと思う。私が入店した店は中々客が寄り付かない静かな店だった。去年、この店のあった場所に行ったが、既にヘアメイクサロンに変わっていた。
この店はUCL〇というセーラー服のコスプレをした女の子が接客する店の本当にすぐ近くにあった。
今でもこの店が営業しているか不明だが、次に日本に帰った時は是非様子を見に行ってみたい。
最初のコメントを投稿しよう!