37人が本棚に入れています
本棚に追加
Fに気にせず黙々と食べていると、こんなことを言ってきたのだ。私も驚いて思わず食べる手が止まってしまった。
「ははは、ご冗談を・・・」
「いや、マジで。連絡先教えてください!」
「え・・・?」
私は本当に冗談かと思った。もしかしてこの人は客引きの他にもホストとして働いているのか?
色々と考えを巡らさずにはいられなかった。何故なら、Fの顔は押〇学に似ていたのだ。
こんなイケメンが私なんかを可愛いと思うはずがない!と思った。
「仰ちゃん、連絡先教えてあげなよ。この子いい奴だよー!」
お姉さんの推薦もあって、半信半疑ながら連絡先を交換した。そしてFは仕事に戻ると言って、回転寿司屋を出て行ったのだが。
あの時の喜びというか、驚きというか。私には嬉しい出来事だった。
最初のコメントを投稿しよう!