第18章  ラブ・バレンタイン

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「うん、楽しみにしてる。私、衛からのサプライズ、すごく好きだから」 その私の言葉に、彼の照れた笑いが受話器の向こうから聞こえてくる。 「君にそう言ってもらえて、俺も嬉しいよ」 「でも、来週の火曜日は、衛の好きなご馳走作って待ってるわね。 あっ、何がいい?」 「じゃあ、それは香奈からのサプライズがいいな」 分かった。 もう張り切り充電満タンで、私は、電話を耳に当てたまま大きく頷いた。 だから、こうして始まった新しい一週間を、 私は、精力的に仕事をこなしていった。
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