プロローグ

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たった2時間の睡眠の間にものすごく複雑で面白そうなストーリーの夢を視た。 こういう時は目覚めて直ぐに枕元にあるケータイにメモするのだが、砂山が波にさらわれていく様に夢の記憶は次々と奪われていってしまう。 強烈な断片だけを書き留める事で次の創作に活用していく。 大抵は再度目覚めて読んでみると苦笑してしまう様なものが多いのだが、時に唸らされるエピソードもある。 普段では考えおよびもしない様なシークエンスを脳は潜在的無意識の中から捻り出してくる。 一体どういう構造をしているのだろう。 でも、だからこそ日常から様々な物事を頭に叩き込み、知識を集積しておく事が大切なのだろう。 夢とはいえ侮れない。 全く実に興味深いものだ。
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