一人

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検査結果 特殊な血液型ではなく すぐに輸血が行われた…… 【手術中】 どのくらいこのランプを眺めただろうか… 隼人は輸血を終えるとすぐ手術室の前で 待ち続けた…… 3時間が経過した時 要約、ランプは消えた 扉から出て来た医師は 凄い汗をかき 真剣な表情をしていた…… 「瑞穂は……」 「手術は成功しました……が………大分弱ってます…… 最初に申し上げた通り 体力が持つか…… 生存率は極めて低いです………」 医師の表情と言葉で 取り乱す綾… 「そんな……… なぁ先生助けて-や……! 嫌や……助けてや~~~!」 その言葉に医師は… 「では何故 貴方達は止めなかったんですか? 先日まで意識不明だった患者になぜあんな無理な事をさせたんですか?」 医師の言葉が胸に刺さる一同…… この医師は医師である前に一人の人間としての 言葉なんだろう………
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