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そんな瑞穂に気づき
すぐ隼人はICUの中へ……
「お前何しとんねん!」
「……………
死……なせ………て」
「…………」
他の皆は医師を呼び
硝子越しから二人を眺める事しか出来なかった
【死なせて】
この言葉が隼人を苦しめた
医師等が駆け付け
すぐ対応されていた
隼人は医師等の邪魔にならないように
ICUを出た
心配した摩耶が
「隼人君…………瑞穂…何て…?」
「…………いや…何も…」
【死なせて】
そんな事を言ったなんて
言えるはずもなかった
【あたしが死ぬ訳ないわボケ~】
そう言って欲しかった…
笑顔でそう答える瑞穂が見たかった……
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