一人

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そこへ 瑞穂の家族も呼ばれた 両親はICUの前で泣いていた 「何でこんな事に……」 両親は医師に呼ばれ別室へ…… 残った弟の遼は隼人の元へ… 「何があったんすか…?」 「…………」 「何で…こうなるまで、ほっといたんすか?」 「……………」 「あんな姉貴見た事ねぇ…… 何すかあの顔…… 今にも死にそうな顔して… 姉貴が死んだらあんた等のせいや!!!!」 涙を零してそう叫ぶ遼… そして遼は瑞穂の元へ… 「姉貴… 何て顔してんねん… 最強姉貴の顔じゃないやんけ… 姉貴…また喧嘩しようや 俺に喧嘩教えてくれや 姉貴に負けねぇ強ぇ男になるからよ…」 「……………」 「【あたしに勝とうなんぞ100年はえ-よ】 ッて言うてみぃて……」 「……よ……れ」 「えっ?」 【強くなれ】 「馬鹿じゃねぇの…? …… 死なせねぇから 姉貴が死んだら俺一生姉貴に勝てへんやん 姉貴… 死なんといてや…」 「……ご…め…」 「…………… …ざけんな… 何が【ごめん】じゃ 最初から諦めてんじゃねぇよ糞姉貴…」 ガバッ 遼は瑞穂の胸倉を掴みあげた 「……… かかって来いや… バカヤローーー!」 「……………」
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