一人

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「オヤジ帰ろか」 「……」 「もぅ姉貴は大丈夫やから」 「瑞穂ほんまに大丈夫か?」 「うん」 「分かった」 「姉貴 また来たるわ」 「いら…んわ」 「でも来るわ!(笑) じゃあなッ」 そう言って遼と両親は帰って行った 「ゲホゲホゲホ……」 … … 苦しくて涙が止まらへん 辛い… でも 乗り切ったる… そんなあたしを見て隼人がすぐ来てくれた 「大丈夫か?」 「…………」 隼人はあたしの体を少し横向きして 背中を摩ってくれた 「頑張れな…」 「ゲホッゲホッゲホッ…… 隼人… あり…がと それ…と ごめ………… ゲホゲホゲホッ」 「…… 喋らんでえぇから… 少し眠った方がえぇわ」 微妙にコクンと頷き 目を閉じた
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