一人

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「隼人?」 「ん?」 「もうすぐ隼人の誕生日やな」 「おぉ」 「……… なぁ… 集会してきぃや♪」 「アホか。そんなんお前が退院してからでええわ」 「……たまには息抜きしてほしいねん… あたしな… ここまで回復できたんは隼人のおかげやねん 毎日側にいてくれて 支えてくれて ホンマに感謝しとるで? だからな… だから隼人の誕生日くらい 隼人が1番好きな単車に乗ってほしいねん… あたし 他に何もしてあげられへん… これはあたしからのお願いや」 「………」 「あたしの分まで満喫してきてや」 「でもな…」 「愛麗雛も連れてったってや?」 「……」 「あたしに遠慮せんといてな… それだけは嫌やから」 「おぉ 分かったわ」 「じゃあ…」 「瑞穂ありがとな」 「ええて 引退まで時間ないしな←」 「あほか。まだ引退せぇへんぞ」 「そろそろ落ちつきや~」 「お前だけには言われたないわ」 「あたしまだ16やもん」 「糞餓鬼やな」 「何やと?」 「何やねん」 「退院したら覚えとれよ」 「じゃあはよ退院せんかい」 「退院させんかい」 「お前は口やかましいなぁ~口から産まれたんちゃうか?」 「それ隼人やしな~」 「ダボ」 「あ~隼人が怒った~」 「やかましいわ!はよ寝ろ」 「はいはい←」 「ッたく… 元気なったらどんだけやかましいねん」 「………スースー…」
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