4人が本棚に入れています
本棚に追加
「僕と早百合さんが知り合ったのは、彼女が脅迫されている現場に遭遇したからです。
父の秘書とは知っていましたし、その彼女には相応しくない場所に連れ込まれていた…」
「それは初耳だな」
ダメージジーンズにラフなシャツ、キャップ姿の真守君は淡々と話を続ける。
「彼女の趣好と父の秘書との立場を知って、彼女をヤク漬けにして奴隷にしようとしていたんですよ。」
「何だって…!?」
「おかしな場所に入って行くから追いかけたら、あのクラブです!
暫く匿名の客として『奴等』のやり方を見せて貰いまして…」
25歳とは思えない。
それ程、真守君は外見以上に中身が成熟している様だ。
最初のコメントを投稿しよう!