カウンセリングという団欒

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「僕と早百合さんが知り合ったのは、彼女が脅迫されている現場に遭遇したからです。 父の秘書とは知っていましたし、その彼女には相応しくない場所に連れ込まれていた…」 「それは初耳だな」 ダメージジーンズにラフなシャツ、キャップ姿の真守君は淡々と話を続ける。 「彼女の趣好と父の秘書との立場を知って、彼女をヤク漬けにして奴隷にしようとしていたんですよ。」 「何だって…!?」 「おかしな場所に入って行くから追いかけたら、あのクラブです! 暫く匿名の客として『奴等』のやり方を見せて貰いまして…」 25歳とは思えない。 それ程、真守君は外見以上に中身が成熟している様だ。
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