カウンセリングという団欒

5/10
前へ
/28ページ
次へ
「君は自分の意思で女装をしていたのか!? 明輝さんから聞いた話と、かなり違っているぞ」 真守君はニヤリと私に笑いかけてこう言った。 「僕は自由の国アメリカで育った人間ですよ? セクシャルマイノリティ文化やフェチズムなんて、友人関係から色々と…ありましたから」 「君も光輝さんと同じく両性愛の考え方の側、になる…」 伊集院3兄弟のそれぞれのインパクトを知る私には、真守君も何かしらの考えはあるとは推測している。 アッサリと色々答えてくれる、そんな彼のイメージにはかなり驚かされてばかりだが。 「ドラァグ・クイーンとか…まあ、アチラでは色々と。 ですから女装には違和感なんか皆無なんです僕は」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加