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人は誰でも言い訳をする。
それは、他人だけでなく自分にさえも。
言い訳したっていいことないのに。
わかっているはずなのに。
現実から、嫌なことから逃げるためだけに言い訳してしまう。
でも、向き合わなくちゃいけない時は必ずあって。
逃げてきたつけも必ずどこかでかえってくる。
俺はそのことに気づくのが少し遅すぎたんだ。
見ているだけで満足できていたあの日々は、本当は物足りなさを感じていて。
本当の気持ちは常に隠れていた。
触れてしまったら壊れてしまうような気がしていたから。
あの時、一言でよかったんだ。
あの言葉が言えていたら。
好きなものを好きというのと同じように自分の気持ちが伝えられたら何か変わっていたのかもしれない。
それだけのこと。
時間とともに過去は、想いは薄れていく。
全ては時間が解決してくれるはずだった。
でも、心のどこかに引っかかっていたんだ。
あの日、あの時の、あの時間が。
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