命の花の唄

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 翼の心は喜び一杯で輝いた。生きる希望を心から感じた。愛は永遠に光輝く心の太陽、その言葉は心から嬉しかった。その言葉に彼は、独りぼっちの自分という殻を必要としない自分を感じた。新たな喜びに満ちた運命を彼は感じた。雪だるまが言った。 「私たちと一緒に歌おう。一緒に歌おう」  翼はその言葉が嬉しかった。彼は勇気を出して言った。 「ありがとう!嬉しい!僕こそお願いしたいよ」 「良かった! 私たちも嬉しい! 一緒に歌おう」  雪だるま全員、翼が覚えるまで何度も歌ってくれた。翼はそれが嬉しかった。彼は自分に相応しい生き方がある。そう思えるのが何より嬉しかった。歌を覚えた時、雪だるま全員拍手してくれた。心から喜んだ。彼は心から感謝した。 「ありがとう! 心から嬉しいよ、ありがとう!」  雪だるまが言った。 「希望を胸に精一杯生きる、それが私たちの一番の輝きよ。精一杯生きたからこそ分かる、生きる素晴らしさよ。これからも一緒に頑張ろうね」 「ありがとう!心から嬉しいよ」  雪が降り始めた。 「翼、寒い?」 「いや、寒くないよ。みんながいるから嬉しいよ」 「ありがとう! 私たちも嬉しい! みんなで手を取り合いましょう」  一同手を取り合って輪になった。そして同じ歌を歌い始めた。翼は心から自分に合う世界を感じた。そして彼は独りぼっちの自分という殻に、戻らなくていい自分を感じた。心から嬉しかった。彼は心の触れ合いを心から喜んだ。心の窓を開ける素晴らしさを心から感じた。彼は自分という殻の中にいる人たちに言いたかった。 ”心の窓を開けてご覧。自分に合う世界が見つかるよ。自分の知らない素晴らしい自分に出会えるよ“
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