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梓ちゃんが好きか、と聞かれると、それはそれで違うような気もする。
高校生なんて、恋に恋するお年頃じゃね？
でも、例えば、梓ちゃんから付き合ってください、と言われたら…
うん。
即OKだろうな。
そのくらいには気に入ってるし、そうなって欲しいとも思ってる。
そんな自分の変化にウキウキしている。
「じゃ、かったるいお掃除行ってきまーす！」
放課後、智樹にノリノリでそう言うと、
「お、いってらー。」
と言って親指を立ててくる智樹の声と、
「キヨくん大変だねー。」
とねぎらってくれる、クラスの女子たちの声が俺を送り出してくれた。
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