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■ノヴァルナ・ダン=ウォーダ
【モデル:織田信長】皇国歴1538年5月12日、ナグヤ城で生まれる。ナグヤ=ウォーダ家当主ヒディラス・ダン=ウォーダの長男であり、家督継承権第一位。
幼少時から利発であったが、成長するにつれ利発さが過度となり、特に15才の初陣を果たして以降は、傍若無人な振る舞いが目立つようになった。
だがその一方、早くから戦技訓練や武術鍛練には目を見張るものがあり、さらに当時の各教育係の伝えるところでは、学問においても決して暗愚ではなく、むしろ知能は高かったと言われる。
細身であるが筋肉質で身体能力は高く、女性的な顔立ちながら、性格には苛烈で攻撃的な面がある。常識に縛られる事を嫌うあたりを、その本質が理解出来ない周囲から、粗野で自己中心的な人間だと思われている。
1550年には、父ヒディラスが新たに築城したスェルモル城に行政機能を移転し、ナグヤ城は名目上の首城として、12才のノヴァルナに与えられたのだが、この頃より無軌道ぶりが増したと言われる。15才の初陣以降はその傾向が顕著となるとともに、全ウォーダ家の中でも噂話に登るようになり、家臣を含め評判は悪い。
ただ、父ヒディラスはノヴァルナに批判的ながらも、なぜか家督継承権をノヴァルナ以外には認めようとせず、また二人の妹、後見人のセルシュ=ヒ・ラティオ、若手を中心としたごく一部の家臣からは、非常に慕われているのも事実である。
【この項終わり】
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